環境・社会報告書2020
新型コロナウイルスを乗り越えよう ~永谷園グループの取り組み~
新型コロナウイルスの感染拡大で、世界中の人が感染症の脅威にさらされ経済・社会においても甚大な被害をもたらしています。永谷園グループでは、人々の食生活を支えるという食品会社の社会的責任を果たすとともに、医療従事者への支援を実施しました。新型コロナウイルスが猛威をふるった2020年3月~5月の永谷園グループの取り組みを紹介します。
社員一丸となり商品を安定供給
永谷園グループは、従業員とその家族の健康と安全の確保を徹底すると同時に国民の安定的な生活を確保するため、商品の安定供給に総力を挙げて取り組みました。特に4月からの緊急事態宣言下では、さまざまな制約がかかる中、食品会社として商品をお客様に届ける事を使命とし、社員一丸となり事業継続に努めました。
- コロナに負けない 現場の力
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オクトス
生産部 生産管理課
下里 亮輔
楽しく“おうちごはん” STAY HOMEレシピを公開
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、企業の在宅勤務導入や小中高の休校によって、家庭で自炊する機会が増えました。永谷園は、ご家庭での日々の調理に役に立つことができればと考え、チャーハンの素やすし太郎などの商品を使った「簡単に」「楽しく」「おいしく」できるアレンジレシピ11品を提案し、楽しく“おうちごはん”「STAY HOME」をホームページ上で公開しました。

楽しく“おうちごはん”STAY HOME アレンジレシピ 特設サイトはこちら
地元雇用に貢献
藤原製麺では、新型コロナウイルスの感染拡大で仕事が激減した地元のホテル従業員や催事場の食品販売員など14名を短期アルバイトとして雇用しました。外出自粛で需要が増えた乾麺を増産して商品の安定供給を図るとともに、地域雇用を守る取り組みとなりました。
医療従事者への支援
永谷園ホールディングスは、本社に備蓄していたN95マスク※約3000枚を医療従事者の方が少しでも安心して治療にのぞんでいただけるよう特定非営利活動法人「世界の医療団」と「©ピースウィンズ・ジャパン」に寄付しました。
※N 95マスク:NIOSH(I 米国労働安全衛生研究所)規格に合格した飛沫の侵入を防ぐことができる高性能マスク。
©ピースウィンズ・ジャパン
世界の医療団